高所作業車作業計画書の書き方や法令などを解説

労務安全書類

更新日:2023年5月11日

建設現場で高所作業を用いた作業を安全に行うためには、あらかじめ高所作業車など車両系機械の状況を確認した上で作業方法を検討し、作業計画を定めておくことが重要です。またそれらの計画は、事前に作業員に周知し確実に実行されるものでなければなりません。

作業計画書の作成が必要な建設業車両や工事種別は法令によって定められています。
この記事では、高所作業車作業計画書の書き方などをまとめて解説します!

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高所作業車作業計画書とは

高所作業車を用いる現場作業を行う際には、「高所作業車作業計画書」の作成が必要になります。
この書類の作成については、以下の法令によって定められています。

【労働安全衛生規則第194条の9(作業指揮者)】

1)事業者は、高所作業車を用いて作業(道路上の走行の作業を除く。以下第百九十四条の十一までにおいて同じ。)を行うときは、あらかじめ、当該作業に係る場所の状況、当該高所作業車の種類及び能力等に適応する作業計画を定め、かつ、当該作業計画により作業を行わなければならない。

2)前項の作業計画は、当該高所作業車による作業の方法が示されているものでなければならない。

3)事業者は、第一項の作業計画を定めたときは、前項の規定により示される事項について関係労働者に周知させなければならない。

【労働安全衛生規則 第194条の10(転落等の防止)】
事業者は、高所作業車を用いて作業を行うときは、当該作業の指揮者を定め、その者に前条第一項の作業計画に基づき作業の指揮を行わせなければならない。

基本的な記載項目の例

高所作業車作業計画書の基本的な記載項目の例は以下のとおりです。

基本情報

作業所長名、元方管理者、担当者名、作業所名または作業名、使用会社名、作成者名を記載します。

使用業者が複数いる場合は、業者ごとに作成の必要があります。

区分

車両毎の作業能力や担当者情報をそれぞれ記載していきます。

作業能力

最大作業床高、最大積載荷重、作業床定員を記載します。

走行方法

車両の下部走行体のキャリアをトラック式、ホイール式、クローラ(無限軌道)式などのいずれか明記します。

昇降方式

垂直昇降かそれ以外かを明記します。

操作位置

昇降操作盤の位置を作業床、地上、兼用かを明記します。

操作運転者

昇降操作を行う担当者名を記載します。

資格の種類

担当者が所持してる資格が特別教育か、技能講習によるものかを明記します。

作業指揮者、合図者

これら作業を指揮する人、合図の担当者名をそれぞれ記載します。

合図方法

笛、無線、手合図 ・ 旗またはそれ以外の手段を記載します。

配置図

機械の配置や運行経路、作業範囲内の誘導者やバリケードなどの情報を平面図に表します。

必要に応じ、側面図も作成しましょう。

元請指導事項

元請事業者から特記すべき指摘事項があれば記載します。

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